高齢者の住環境の整備に関する次の記述のうち,適切なものを|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 24 : 
高齢者の住環境の整備に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
1
トイレなどで立ち上がり動作の時に使用する手すりは,高齢者の腰かけた頭の高さに水平手すりを設置する。
2
視覚が低下するため,部屋の色調を淡い色にし,同系色の家具を配置すると,目の疲労を予防し安全に行動できる。
3
聴力が低下するため,家庭内では床材や壁の材質を音の伝わりやすいものにして,音が聞こえやすい環境にする。
4
玄関と玄関先の段差が20cmの場合,車いすで移動するためのスロープの勾配は12分の1までを目安とする。
5
ドアは開閉時に身体の前後動作ができるよう,開き戸で握り式のノブが一般的に使いやすい。
解説

4 - 〇 国土交通省の「高齢者、障害者等の円滑な移動などに配慮した建築設計基準」によると、敷地内の通路に設ける傾斜路の設計基準として、勾配は12分の1以下とされている、また、12分の1の勾配は、国際リハビリテーション協会の使用指針によって定められた、障害者がアクセスすることのできる建物、施設を示すシンボルマークの設置基準となっている。