介護保険制度における保険者としての市町村の役割に関する次|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 18 : 
介護保険制度における保険者としての市町村の役割に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
要介護認定において,限界集落や離島,豪雪地帯などの地理的特性や,同居家族の有無などの家庭環境,所得などの経済的状況等に配慮した独自の認定基準を,地域ごとに条例により定めることができる。
2
地域支援事業の任意事業として,介護方法の指導,介護者の健康相談実施,認知症見守り支援事業等の家族介護支援事業を実施することができる。
3
地域密着型サービスに関し,その適正な事業運営に資するとともに,地域に開かれたサービスとすることでサービスの質の確保と向上を図るために,運営適正化委員会を設置しなければならない。
4
介護保険施設に入所している低所得の要介護者等について,入所中の居住費及び食費の負担に関し,一般会計を財源として特定入所者介護サービス費(いわゆる補足給付)の給付を行うことができる。
5
介護保険財政の安定化を図るため,財政安定化基金を設置して,保険料未納により収入不足が生じた場合に交付金を交付したり,給付費の増大のために収支不均衡が生じた場合に資金を貸与したりするなどの事業を行うことができる。
解説

2 - ○ 地域支援事業は大きく必須事業と任意事業に分かれ、任意事業は選択肢に挙げられたもの以外でも、介護保険事業の安定化や被保険者の自立した日常生活の支援に必要である支援であれば、地域実情に応じ、創意工夫を生かした多様な事業形態が可能となる。