コトラー(Kotler,P,)らが提唱する「ソーシャル・|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 18 : 
コトラー(Kotler,P,)らが提唱する「ソーシャル・マーケティング」という考え方について,正しいものを1つ選びなさい。
1
ターゲット及び社会に便益をもたらすターゲットの行動に対して影響を与えるため,価値を創造し,伝達,流通させるというマーケティングの原理・手法を適用するプロセスである。
2
消費者による選択や顧客志向という考え方を,あまり重要視しない。
3
援助が必要なターゲットについて,細分化せず,同一の性格を有した,同一の集団ととらえることが特徴である。
4
社会問題の解決について,企業に対して社会貢献や社会的責任を求める一方,製品やサービスを開発・供給することは期待していない。
5
マーケティングミックス戦略の順序として,Promotion(プロモーション)が最初に決定され,次いでProduct(製品),Price(価格),Place(流通)の順番で決定される。
解説

1 - 〇 選択肢の通り。従来のマーケティングは経営者の視点から、顧客ニーズを満たすことで企業利益を追求するのに対しコトラーらは、ソーシャル・マーケティングによるターゲットとなる消費者や社会全体の利益を重視する「マーケティング概念の拡張」を提唱した。(コトラーのいう社会とは、公衆衛生、安全、環境、コミュニティなどを指す)