組織内コンフリクト(葛藤・対立)に関する次の記述のうち,|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 9 : 
組織内コンフリクト(葛藤・対立)に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
組織内で集団業績に負の影響を与えるような過剰なコンフリクトは,組織にとって有害である。
2
組織内のコンフリクトによって,新しいアイデアが生まれることはない。
3
組織内のある当事者が他の当事者の目標達成手段を妨害する現象は,コンフリクトとは言わない。
4
組織内のコンフリクトに対処する最も優れた方法は,葛藤の相手と顔を合わせないようにすることである。
5
組織を構成するグループ間の目標が一致しなくても,グループ間にコンフリクトが生じることはない。
解説

1 - ○ コンフリクトには、集団の目的達成支援や成績を向上、変化や改善へのきっかけとなる「生産的コンフリクト」と、過剰なコンフリクトにより組織が崩壊する例を挙げて組織における業績を破壊するような形で妨げる「非生産的コンフリクト」がある。(S. ロビンスに基づく)非生産コンフリクトは、コミュニケーションの阻害・集団凝集性の低下・個人同士の争いにより集団機能を停止させ、その継続の危機を招くとされ、組織にとっては有害である。