事例を読んで,この場面でのF医療ソーシャルワーカーの面接|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 75 : 
事例を読んで,この場面でのF医療ソーシャルワーカーの面接の在り方として,最も適切なものを1 つ選びなさい。〔事 例〕Gさん(45 歳,男性)は,一人暮らしをしていた。糖尿病があり,通院しているが,主治医や看護師の指示にもかかわらず,服薬や栄養,運動などの生活に問題があった。病状が進行し,腎障害と糖尿病性網膜症があり,人工透析が必要となった。失明の可能性もあることから,入院・治療を行うこととなり, 1 週間前に入院した。入院当初から,同室の他の入院患者との折り合いが悪く,また,先日,見舞いに来た職場の上司に対して,大声で苛立った話し方をするなどの状況が見られたため,F医療ソーシャルワーカーが面接を行うこととなった。
1
これまでの生活の自己管理の失敗を反省させる。
2
失明状態に備えて,身体障害者手帳を申請するように説得する。
3
問題の原因が服薬管理にあると考え,指導的な働きかけを行う。
4
Gさんの病気と現在の状況に共感し,今の課題について話し合う。
5
Gさんの退院後の生活に向けた話合いをする。
解説

ソーシャルワーカーに必要とされる対人援助のとして非審判的態度があり、クライエントが非難にあたるであろう行動をとった際、援助者は中立的な態度で臨み、「何故そのような言動をするのか」を理解する必要があることや、傾聴、共感などによりクライエントのメッセージを理解すること、感情の理解だけではなく生活を具体的に理解し、クライエントを納得させていくことが必要となる。