社会福祉士
Q 55 :
〔事例〕A子(1歳)は,半年前から不登校の状態にある。成績がよく,友人関係も良好なA子が不登校になる原因は,特に見当たらない。しかし家族や小学校の担任が何度通学を促しでも,A子は学校に行こうとはしなかった。不登校児支援の特定非営利活動法人に勤務するN社会福祉士は,家族の依頼を受けて,A子の自宅を初めて訪問した。A子は,最初は何も話さなかったが,少しずつ自分の家族について話し始めた。事例を読んで,N社会福祉士のとるべき対応に関する次の記述のうち,この段階で最も適切なものを1つ選びなさい。
A子の発言のなかの重要な語句や内容を,A子にフィードバックして示す。
A子の登校意欲を高めるために要約の技法を用いたやりとりを行う。
解説
3 - 〇 相談援助面談では、作業を方向付けていくため、適切に面接を焦点する必要がある。クライエントが語る中での需要な語句や内容をフードバックすることを通して、何が問題となっているのかに焦点づけ、クライエントが自身の課題を明確にできるよう支援する。