B社会福祉士は,地域生活定着支援センターに勤務している。|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 33 : 
B社会福祉士は,地域生活定着支援センターに勤務している。刑務所から出所してきたばかりのCさん(42歳,男性)の支援について,Cさんとともに,支援を始めた地域活動支援センター,グループホーム,就労支援施設の職員と遠方に住む姉を交えて第1回目の話合いの機会をもった。Cさんは知的障害があり,数度,軽微な犯罪で刑務所に収容されたことがある。B社会福祉士は会議の席上で,Cさんに会議内容を分かりやすく説明し直したり,Cさんが言いづらいところは代わって発言した。そして,Cさんのこれからの生活の中で予想される困難を参加者全員で検討した。その上で再び罪を犯さずこれから送りたいとCさんが思う生活を,みんなで支えていくための方法を話し合い,相互の役割を確認した。次のうち,B社会福祉士が行った援助内容を表すものとして,適切なものを2つ選びなさい。
1
クラスアドボカシーの実施
2
ソーシャルサポートネットワークの構築
3
小地域ネットワーク活動の実施
4
リファーラルの実施
5
リスクマネジメントの実施
解説

2 - ○ ソーシャルサポートネットワークとは、身近な人間関係における複数の個人や個人を取り巻く家族・友人・近隣住民によるインフォーマルな援助と、社会福祉関連機関、施設の専門職によるフォーマルな援助に基づく援助関係総体のこと。

5 - ○ リスクマネジメントとは、前もって危機・危険であるリスクが起こる可能性や、それが起きる要因や背景を予測し、リスクが生じた場合の対応や対策を立てることである。