〔事例〕Aさん(30歳,女性)は,子ども2人(5歳と3歳|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 31 : 
〔事例〕Aさん(30歳,女性)は,子ども2人(5歳と3歳)と今年の4月から1年の予定で母子生活支援施設を利用している。入所のきっかけは,夫の失踪に伴い生活困窮に陥ったためであった。入所後,Aさんと子どもたちは目立った問題を起こすこともなく,2か月が過ぎようとしていた。Aさんの性格は几帳面で,3人とも規則正しい施設での生活に安心しているようであった。しかしAさんは,3日前に突然,退所の希望を職員に伝えた。それを聞いたN母子支援員は,Aさんに面接することにした。事例を読んで,N母子支援員(社会福祉士)の面接初期段階の対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
「なぜ,出たいのですか」と問いただす。
2
「外に出て暮らしたいのですね」と尋ねる。
3
「几帳面な性格だから,退所後もうまくいきますよ」と励ます。
4
「ご主人が戻られたのですね。私の言ったとおりですね」と言う。
5
「ちょうどよい条件のアパートがありますよ」と伝える。
解説

2 - ○ 退所の理由をAさんが自ら語りだすよう、ソフトな問いかけは、Aさんに主訴を語りやすいようにさせる為のうながし発言として適切な対応である。