〔事例〕スクールソーシャルワーカーのG社会福祉士に,小学|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 7 : 
〔事例〕スクールソーシャルワーカーのG社会福祉士に,小学校4年生のH君の祖母から相談が入った。祖母の話によれば,H君は授業中に教室を歩き回るなど落ち着いて授業を受けることができず,担任教諭からしばしば叱責されているという。家でも,反抗して物を投げつけたり妹に八つ当たりするので,母親が声を荒げて怒鳴るときもあるという。H君の母親は夫と離婚したばかりで精神的にも疲れているので,祖母である自分が支援したいが,遠方に住んでいるため難しいのだという。事例を読んで,G社会福祉士が相談を受けた時点での対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
児童相談所に虐待のおそれがある事例として通告し,アセスメントを依頼する。
2
児童の専門病院を紹介し,医師の診断を得てから相談に来るよう,祖母に助言する。
3
母親に連絡を取り,地域の子育て支援サークルを紹介する。
4
校内ケース会議の開催を準備するとともに,母親に連絡を取ることを検討する。
5
要保護児童対策地域協議会を招集し,関係機関と連携して対応を協議する。
解説

4 - ○スクールソーシャルワーカーは学級環境をはじめ、家庭環境など、児童生徒の置かれたさまざまな環境にはたらきかけて支援を行う必要がある。事例では、学校内のケース会議等を開催することでH君に関するあらゆる情報や課題の共有を行い、また、児童だけでなく児童の家庭全体にはたらきかける支援が必要である。