事例を読んで,C職員(社会福祉士)に生じる倫理的ジレンマ|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 27 : 
事例を読んで,C職員(社会福祉士)に生じる倫理的ジレンマとして,該当するものを1 つ選びなさい。〔事 例〕社会福祉協議会のC職員は,クライエントのDさん(73 歳,女性)の自宅を訪問した際,「マフラーを編んだので,ぜひもらって欲しい」と言われた。C職員は,マフラーをもらうことは物品の受領に当たり,そのことを記録に残さなければならないが,そもそも専門職として倫理的に問題があると考えた。そこでC職員は,「勤務先の規則で禁止されていますので,いただくことはできません」と言った。するとDさんは,「そんな堅いこと言わないで。受け取ってもらえると嬉しいです」と言った。
1
信用失墜行為の禁止と,利用者との関係
2
利用者との関係と,プライバシーの尊重
3
プライバシーの尊重と,最良の実践を行う責務
4
秘密の保持と,記録の開示
5
記録の開示と,情報の共有
解説

社会福祉倫理要綱に従って支援を実施することを求められ、立場を利用した信用失墜行為を行わない。という基準がある。しかし、医療や支援の現場においては要綱だけに従えない場合や、自分自身の倫理を優先すべきかという場面が出てくる。これを「倫理的ジレンマ」と呼ぶ。