社会福祉士
Q 21 :
ジェネラリスト・アプローチに関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
生活上の逆機能が現れた問題の内的・心理的原因と外的・社会的原因の両方を認識し個人が社会関係のなかで自らのニーズを充足することを目指す。
従来のソーシャルワークの分類の枠を超えて,社会構成主義の立場から包括的に援助を展開することを目指す。
ケアマネジメントと類似点が多いこともあって,我が国においては高齢者福祉分野に特化して用いられている。
総合的・包括的な視点からのニーズの把握と生活への介入が,セルフアドボカシーなど当事者運動の立場からは,生活の管理統制につながるとして批判を受けることがある。
援助の過程においては,ミクロ,メゾ,マクロの各レベルごとに,それぞれ異なるジェネラリスト・アプローチ固有の方法が開発されている。
解説
4 - 〇 ジェネリスト・アプローチでは、クライエントとの環境関係を総合的・多面的に把握し、包括的にアセスメントして生活へ介入するが、当事者の考えや思いのずれから、必ずしも一致するとは限らないため、当事者運動の立場からは生活の管理統制になると批判を受けることがある。