〔事例〕帰国した中国残留孤児とその家族を支援する特定非営|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 12 : 
〔事例〕帰国した中国残留孤児とその家族を支援する特定非営利活動法人に勤務するL相談員は,大学院生N氏(28歳)から母親である中国人のMさん(65歳,女性)のことで相談依頼を受けた。翌週,N氏はMさんと一緒に来所した。Mさん一家は15年前に中国より帰国,昨年,Mさんの夫が死去した。N氏は中学校から日本で教育を受けたため日本語に不自由はないが,Mさんは日本語がほとんど話せない。Mさんは最近家に閉じこもりがちで,大学から帰宅したN氏に当たり散らすことも少なくないという。事例を読んで,L相談員(社会福祉士)のMさんへの初回面接における対応として,適切なものを2つ選びなさい。
1
Mさんに中国語であいさつし,最近の生活状況について尋ねる。
2
Mさんの日本語能力をアセスメントし,日本語教室への参加を勧める。
3
地域包括支援センターに連絡し,介護予防プログラムへの参加を依頼する。
4
日本を離れ中国で暮らすための具体的方法を話し合う。
5
月に2回開かれている中国帰国者たちが集うサロン活動を紹介する。
解説

1 - ○ 日本語をほとんど話せないMさんに、相談員から中国語であいさつをすることは、初回面接のMさんにとって安心感を与える。また、最近の生活状況について尋ね、本人の問題を把握(アセスメント)することは望ましい。