標本調査の長所と短所に関する次の記述のうち,正しいものを|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 16 : 
標本調査の長所と短所に関する次の記述のうち,正しいものを2つ選びなさい。
1
関心の対象である全員にではなく,その一部分の人々にのみ調査を行う限り,どれだけ適切に設計・実施された標本調査でも必ず標本誤差が生じる可能性がある。
2
訪問個別面接調査を行う場合でも,本来は標本調査より全数調査を行う方が誤差が生じないので望ましい。
3
標本抽出法には確率抽出法と非確率抽出法があり,実施が可能でさえあれば,偶然に左右きれない非確率抽出法を行うのが望ましい。
4
無作為抽出が適切に行われていれば,調査対象者が多くても少なくても調査から得られる知見に違いはない。
5
標本調査によって母集団の性質についての統計的な推測ができるのは,母集団に含まれるすべての人が同じ確率で選ばれ得るような標本抽出の手続きをとる場合である。
解説

1 - 〇 標本抽出をどれだけ精密に行っても、全てを対象にする全調査でない限り、調査規模や人為的なミス・バイアスから標本抽出に伴う標本誤差が不可避的に生じてしまう。