Kさんは生活に困窮したため,2015 年(平成27 年)|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 22 : 
Kさんは生活に困窮したため,2015 年(平成27 年)10 月1 日に福祉事務所で生活保護申請を行ったところ,同月14 日に保護の要件を満たさないとして不支給決定がなされた。Kさんはこれを不服として審査請求を行ったが,同年12 月1 日にこれも棄却されたため,速やかに訴訟を提起することにした。次のうち,訴訟に当たって選択すべき行政法上の訴訟類型として,適切なものを1 つ選びなさい。
1
当事者訴訟
2
民衆訴訟
3
機関訴訟
4
取消訴訟
5
無効等確認訴訟
解説

取消訴訟とは抗告訴訟の1つで、法律では行政庁の処分その他公権力の行使に当たる行為(次項に規定する裁決、決定その他の行為を除く。以下単に「処分」という。)の取消しを求める訴訟をいう。とされている。抗告訴訟は「行政庁の公権力の行使に対する不服の訴訟」であるため、生活保護申請を却下した処分の取消を求める訴訟と考えられる。