発達障害に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさ|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 13 : 
発達障害に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
学習障害(LD)の原因は,不適切な学習環境である。
2
注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療には,薬物を用いることがある。
3
自閉症(自閉性障害)の症状は,通常6歳以降に出現する。
4
自閉症(自閉性障害)の多くは,精神遅滞を伴わない。
5
自閉症(自閉性障害)の原因は,親の冷たい養育態度である。
解説

2 - ○ 現在は、治療に関する方向性や特に薬物治療への考えは統一されていない。しかし注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療に薬物を使用することがあり、用途はADHAの特徴である多動性、衝動性を抑え込むために使用されるのではなく、自分自身で症状をコントロールできるようになることを期待してである。ADHDは以下の症状の有無や程度で診断され、2つ以上の症状がみられることなどの条件がある。①多動性 : 歩き回るなどの過剰性多動(過動性)と、椅子に座りつつも身体の一部が動いている非移動性多動の二種。②不注意 : 注意の仕方がアンバランスで対象がコロコロ変わる。 ただし自分の好きなことには驚異的な集中力と持続力を示すこともある。③衝動性 : 急に動く、突然喋りだす、意味もないのにちょっかいをだすなど。