4 - ○ 運動麻痺は、一肢麻痺の単麻痺 ・ 両下股麻痺の対麻痺 ・ 身体の半身麻痺の片麻痺 ・ 両上下の麻痺の四股麻痺 に分類される。運動麻痺とは、 自らの意思にて収縮できる横紋筋である骨格筋が、神経や筋の機能が損なわれて、意志的に筋肉を動かせなくなった状態をいう。骨格筋の収縮は、脳幹の脳神経運動核および脊髄前角にある下位運動ニューロンによって支配されている。脊髄損傷では、左右差のない麻痺、対麻痺や四肢麻痺が主要な兆候の1つである。