労働基準法(以下「法」という。)の定めに関する次の記述の|運行管理者(貨物)問題集

運行管理者(貨物)

Q 18 : 
労働基準法(以下「法」という。)の定めに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
1
「労働者」とは、職業の種類及び賃金の支払いの有無を問わず、事業又は事業所(以下「事業」という。)に使用されるすべての者をいう。
2
「使用者」とは、事業主又は事業の経営担当者その他その事業の労働者に関する事項について、事業主のために行為をするすべての者をいう。
3
労働契約は、期間の定めのないものを除き、一定の事業の完了に必要な期間を定めるもののほかは、2年(法第14条(契約期間等)第1項各号のいずれかに該当する労働契約にあっては、5年)を超える期間について締結してはならない。
4
使用者は、労働者の同意が得られた場合においては、労働契約の不履行についての違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をすることができる。
解説

1. × 労働基準法第9条によると、「労働者」とは、職業の種類を問わず、事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者をいう。「賃金の支払い」がなければ、「労働者」の定義には当てはまらない。

2. ○ 労働基準法第10条により正しい。

3. × 労働基準法第14条第1項によると、労働契約は、期間の定めのないものを除き、一定の事業の完了に必要な期間を定めるもののほかは、3年(同条項各号のいずれかに該当する労働契約にあっては、5年)を超える期間について締結してはならない。「2年」は「3年」の誤り。

4. × 労働基準法第16条によると、使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない(賠償予定の禁止)ので、誤り。