交通事故防止対策に関する次の記述のうち、適切なものをすべ|運行管理者(貨物)問題集

運行管理者(貨物)

Q 26 : 
交通事故防止対策に関する次の記述のうち、適切なものをすべて選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
1
交通事故の防止対策を効率的かつ効果的に講じていくためには、事故情報を多角的に分析し、事故実態を把握した上で、(1)計画の策定、(2)対策の実施、(3)効果の評価、(4)対策の見直し及び改善、という一連の交通安全対策のサイクルを繰り返すことが必要である。
2
適性診断は、運転者の運転能力、運転態度及び性格等を客観的に把握し、運転の適性を判定することにより、運転に適さない者を運転者として選任しないようにするためのものであり、ヒューマンエラーによる交通事故の発生を未然に防止するための有効な手段となっている。
3
いわゆるヒヤリ.ハットとは、運転者が運転中に他の自動車等と衝突又は接触するおそれがあったと認識した状態をいい、1件の重大な事故(死亡.重傷)が発生する背景には多くのヒヤリ.ハットがあるとされており、このヒヤリ.ハットを調査し減少させていくことは、交通事故防止対策に有効な手段となっている。
4
指差呼称は、運転者の錯覚、誤判断、誤操作等を防止するための手段であり、道路の信号や標識などを指で差し、その対象が持つ名称や状態を声に出して確認することをいい、安全確認に重要な運転者の意識レベルを高めるなど交通事故防止対策に有効な手段の一つとして活用されている。
解説

1. 適切である 記述のとおりである。

2. 適切でない 適性診断の目的は、「運転に適さない者を運転者として選任しない」ことではなく、運転者に自分の運転の傾向や事故を起こす危険性を客観的に知ってもらうことで、安全な運転を目指すようその自覚を促すことにある。

3. 適切である 記述のとおりである。

4. 適切である 記述のとおりである。