貨物自動車運送事業輸送安全規則に定める同一の事業者内の「|運行管理者(貨物)問題集

運行管理者(貨物)

Q 16 : 
貨物自動車運送事業輸送安全規則に定める同一の事業者内の「輸送の安全の確保に関する取組が優良であると認められる営業所」において、国土交通大臣が定めた機器を用い、営業所間で行う点呼(以下「IT点呼」という。)の実施方法等に関する次の記述のうち、適切なものには解答用紙の「適」の欄に、適切でないものには解答用紙の「不適」の欄にマークしなさい。1:IT点呼を行う営業所(以下「A営業所」という。)の運行管理者が、IT点呼を受ける運転者が所属する営業所(以下「B営業所」という。)の運転者に対しIT点呼を実施する際は、当該運転者の所属営業所名とIT点呼場所の確認をしている。2:A営業所とB営業所間で実施するIT点呼については、1営業日のうち深夜を含む連続する18時間以内としている。3:IT点呼を実施した場合、A営業所の運行管理者は、IT点呼実施後点呼記録表に記録するとともに、記録した内容を速やかにB営業所の運行管理者へ通知しており、通知を受けたB営業所の運行管理者は、通知のあった内容、A営業所の名称及びIT点呼実施者名を点呼記録表に記録し、双方の営業所において保存している。4:IT点呼を実施する場合、B営業所の運行管理者は、A営業所の運行管理者が適切なIT点呼を実施できるよう、あらかじめ、IT点呼に必要な情報をA営業所の運行管理者に伝達している。
1
1: 適 2: 不適 3: 適 4: 適
2
1: 適 2: 不適 3: 不適 4: 不適
3
1: 不適 2: 適 3: 適 4: 不適
4
1: 不適 2: 適 3: 不適 4: 適
解説

1. 適 国土交通省通達「貨物自動車運送事業輸送安全規則の解釈及び運用について」によると、IT点呼の際には、運転者の所属する営業所名及び運転者のIT点呼場所を確認するものとされている。

2 不適 点呼は対面により行うことが原則であることから、IT点呼の実施は、1営業日のうち連続する16時間以内とされている。

3 適 IT点呼実施営業所(A営業所)の運行管理者は点呼実施後、速やかに(原則、翌営業日以内)、その記録した内容を被IT点呼実施営業所(B営業所)の運行管理者に通知し、通知を受けた運行管理者は、IT点呼実施者の名前及び通知の内容を点呼簿へ記録し、保存することとされている。

4. 適 営業所間においてIT点呼を実施する場合、被IT点呼実施営業所(B営業所)の運行管理者等は、IT点呼実施営業所(A営業所)において適切なIT点呼が実施できるよう、点呼に必要な情報をIT点呼実施営業所(A営業所)の運行管理者等に伝達することとされている。