下の荷主からの運送依頼に基づいて、A営業所の運行管理者が|運行管理者(貨物)問題集

運行管理者(貨物)

Q 35 : 
下の荷主からの運送依頼に基づいて、A営業所の運行管理者がア~エの運行に関する計画等を立てた。この計画等に関する1~3の記述のうち、下線部の記述が適切でないものをすべて選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
1
当該運送を担当する運転者として、中型自動車の運転免許を受けている者を配置したこと。
2
C料金所からD料金所間の運転時間を40分と設定したこと。
3
当該運送における乗務等の記録に、貸物の積載状況を記録するよう乗務する運転者に指示したこと。
解説

1. 適切でない 車両総重量11,000㎏の車両を使用するというので、これは大型自動車である。大型自動車とは、車両総重量11,000㎏以上、最大積載量6,500㎏以上のもの、又は乗車定員30名以上のものである(道路交通法施行規則第2条)。また、大型自動車を運転するには大型免許が必要である。したがって、運行計画イのように中型自動車の運転免許を受けている者を配置するだけでは足りない。

2. 適切でない 道路交通法施行令27条第1項第2号によると、大型貨物自動車の高速自動車国道での最高速度は、80㎞/hである。とすれば、C料金所からD料金所間の運転時間は、時間=距離÷速さだから、少なくとも58÷80=29/40時間、60×29/40=43.5分必要である。よって、運行計画ウのように運転時間を40分とするだけでは足りない。

3. 適切である 安全規則第20条第1項第9号及び第8条第1項第6号により、正しい。