大型貨物自動車の過積載(車両に積載をする積載物の重量が法|運行管理者(貨物)問題集

運行管理者(貨物)

Q 10 : 
大型貨物自動車の過積載(車両に積載をする積載物の重量が法令による制限に係る重量を超える場合における当該積載。以下同じ。)に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
1
警察官は、積載物の重量の制限を超える積載をしていると認められる自動車が運転されているときは、当該自動車を停止させ、並びに当該自動車の運転者に対し、自動車検査証その他政令で定める書類の提示を求め、及び当該自動車の積載物の重量を測定することができる。
2
警察官は、過積載をしている自動車の運転者に対し、当該自動車に係る積載が過積載とならないようにするため必要な応急の措置をとることを命ずることができる。
3
荷主は、自動車の運転者に対し、当該自動車への積載が過積載となるとの情を知りながら、積載重量等の制限に係る重量を超える積載物を当該自動車に積載させるため、当該積載物を引き渡す行為をしてはならない。
4
公安委員会は、荷主が自動車の運転者に対し、過積載をして自動車を運転することを要求するという違反行為を行った場合において、当該荷主が当該違反行為を反復して行うおそれがあると認めるときは、内閣府令で定めるところにより、当該自動車の使用者に対し、当該違反行為に係る運送の引き受けをしてはならない旨を勧告することができる。
解説

1. ○ 道路交通法第58条の2により、警察官は、過積載をして運転していると認められる車両の停止、書類の提示、積載物の重量測定を行うことができるので正しい。

2. ○ 道路交通法第58条の3第1項により正しい。

3. ○ 道路交通法第58条の5第1項第2号により正しい。

4. × 道路交通法第58条の5第2項によると、警察署長は、荷主が問題文のような過積載運転の要求という違反行為を反復して行うおそれがあると認めるときは、荷主に対し、そうした違反行為をしてはならない旨を命ずることができる。