道路交通法に定める自動車の法定速度についての次の記述のう|運行管理者(貨物)問題集

運行管理者(貨物)

Q 4 : 
道路交通法に定める自動車の法定速度についての次の記述のうち、誤っているものを1つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
1
貨物自動車運送事業の用に供する車両総重量5,995キログラムの自動車の最高速度は、道路標識等により最高速度が指定されていない片側一車線の一般道路においては、時速60キロメートルである。
2
貨物自動車運送事業の用に供する車両総重量7,520キログラムの自動車は、法令の規定によりその速度を減ずる場合及び危険を防止するためやむを得ない場合を除き、道路標識等により自動車の最低速度が指定されていない区間の高速自動車国道の本線車道(政令で定めるものを除く。)における最低速度は、時速50メートルである。
3
貨物自動車運送事業の用に供する車両総重量9,595キログラムの自動車の最高速度は、道路標識等により最高速度が指定されていない高速自動車国道の本線車道(政令で定めるものを除く。)においては、時速100キロメートルである。
4
貨物自動車運送事業の用に供する車両総重量が4,995キログラムの自動車が、故障した車両総重量1,485キログラムの普通自動車をロープでけん引する場合の最高速度は、道路標識等により最高速度が指定されていない一般道路においては、時速40キロメートルである。
解説

1. ○ 道路交通法施行令第11条によると、自動車が高速自動車国道の本線車道以外の道路を通行する場合の最高速度は原則として60㎞/hであり、正しい。

2. ○ 道路交通法第75条の4及び同法施工例第27条の3によると、高速自動車国道の本線車道における自動車の最低速度は50㎞/hであり、正しい。

3. × 道路交通法施行令第27条第1項第2号によると、高速自動車国道の本線車道における自動車の最高速度は、原則として80㎞/hである。同条項第1号には例外として100㎞/hの最高速度が認められる場合も定められているが、「貨物自動車運送事業の用に供する車両総重量9,595㎏」の自動車は、それらのいずれにも当てはまらない。したがって、本選択肢の自動車の高速自動車国道の本線車道における最高速度は、80㎞/hである。

4. ○ 道路交通法施行令第12条第1項第1号によると、高速自動車国道の本線車線以外の道路において、車両総重量が2,000㎏以下の車両をその車両の車両総重量の3倍以上の車両総重量の自動車で牽引する場合、最高速度は40㎞/hであるので正しい。