合図等に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選び、解答|運行管理者(貨物)問題集

運行管理者(貨物)

Q 16 : 
合図等に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
1
車両等(自転車以外の軽車両を除く。)の運転者は、左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上を通行しようとするときは必ず警音器を鳴らさなければならない。
2
車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
3
車両(自転車以外の軽車両を除く。)の運転者が同一方向に進行しながら進路を左方又は右方に変えるときの合図を行う時期は、その行為をしようとする地点から30メートル手前の地点に達したときである。
4
車両(自転車以外の軽車両を除く。)の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為を終わるまで当該合図を継続しなければならない。
解説

1. × 道路交通法第54条第1項によると、警音器を鳴らさなければならないのは、①左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上で道路標識等により指定された場所を通行しようとするとき、又は、②山地部の道路その他曲折が多い道路について道路標識等により指定された区間における左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上を通行しようとするとき、である。いずれも「道路標識等により指定された場所」「山地部の道路その他曲折が多い道路について道路標識等により指定された区間」と場所が限定されているので、左右の見とおしのきかない交差点等を通行しようとするときは必ず警音器を鳴らさなければならないわけではない。

2 ○ 道路交通法第70条により正しい。

3. × 車両の運転者が、同一方向に進行しながら進路をを左方又は右方に変える場合の合図を行う時期は、その行為をしようとする時の3秒前である(道路交通報施行令第21条)。したがって、「30メートル手前の地点に達したとき」という部分が誤っている。

4. ○ 道路交通法第53条第1項により正しい。