一般貨物自動車運送事業者(以下「事業者」という。)の自動|運行管理者(貨物)問題集

運行管理者(貨物)

Q 39 : 
一般貨物自動車運送事業者(以下「事業者」という。)の自動車事故報告規則に基づく自動車事故報告書の提出等に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
1
道路交通法に規定する救護義務違反があった場合には、当該違反があったことを事業者が知った日から30日以内に、自動車事故報告規則に定める自動車事故報告書(以下「報告書」という。)3通を当該事業用自動車の使用の本拠の位置を管轄する運輸支局長等を経由して、国土交通大臣に提出しなければならない。
2
事業用自動車の装置(道路運送車両法第41条に掲げる装置をいう。)の故障により、自動車が運行できなくなった場合には、国土交通大臣に提出する報告書に当該自動車の自動車検査証の有効期間、使用開始後の総走行距離等所定の事項を記載した書面及び故障の状況を示す略図又は写真を添付しなければならない。
3
事業用自動車が橋脚、架線その他の鉄道施設(鉄道事業法に規定する鉄道施設(軌道法による軌道施設を含む。))を損傷し、3時間以上本線において鉄道車両(軌道車両を含む。)の運転を休止させた場合には、30日以内に、国土交通大臣への報告書の提出のほか、電話、ファクシミリ装置その他適当な方法により、24時間以内においてできる限り速やかに、その事故の概要を運輸支局長等に速報しなければならない。
4
事業用自動車を含む5両の自動車が関係する衝突事故により、10名の負傷者が生じる事故があった場合には、30日以内に、国土交通大臣への報告書の提出のほか、電話、ファクシミリ装置その他適当な方法により、24時間以内においてできる限り速やかに、その事故の概要を運輸支局長等に速報しなければならない。
解説

1. ○ 事故報告規則第3条第1項および第2条第10号により、本選択肢の記述のとおりで正しい。

2. ○ 事故報告規則第3条第2項及び第2条第11号により、本選択肢の記述のとおりで正しい。

3. × 橋脚、架線その他の鉄道施設を損傷し、3時間以上本線において鉄道車両の運転を休止させた事故は、国土交通大臣への報告対象にはなるものの運輸支局長等への速報の必要はない。

4. ○ 事故報告規則第4条第1項第3号及び第2条第4号により、本選択肢の記述のとおりで正しい。