株式投資信託の運用手法等に関する次の記述のうち、最も不適|2級FP問題集

2級FP

Q 23 : 
株式投資信託の運用手法等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1
パッシブ運用は、経済、金利の動向や企業調査等を踏まえ、ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用スタイルである。
2
バリュー投資は、現在の利益水準や純資産などに対して株価が割安であると考えられる銘柄を選択して投資する運用スタイルである。
3
ボトムアップ・アプローチは、各銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって個別銘柄を選定し、その積上げによりポートフォリオを構築する手法である。
4
トップダウン・アプローチは、経済環境などのマクロ的な分析によって国別組入比率や業種別組入比率などを決定し、その比率の範囲内で銘柄を決めていく手法である。
解説

1-× パッシブ運用とは、投資評価の基準となるベンチマークの動きと連動した運用成績を目指す運用スタイルを指す。対となるのはアクティブ運用であり、本文はアクティブ運用を指す。

2-○ バリュー投資は、PER/PBR等の指標から株価の割安性に着目して、銘柄選択を行うスタイルである。

3-○ 本文の通り。ボトムアップ・アプローチとは、マクロ経済動向に関わらず、先に個別の銘柄を選定してからからポートフォリオ構築を図る手法。

4-○ トップダウン・アプローチは、マクロ経済動向の予測からスタートし、(ボトムアップ・アプローチと違い)個別の銘柄は後から決まる。