わが国の経済指標に関する次の記述のうち、最も不適切なもの|2級FP問題集

2級FP

Q 21 : 
わが国の経済指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1
国内総生産(GDP)において最も高い構成比を占める項目は、民間最終消費支出である。
2
消費者物価指数は、指数計算に採用する品目とそのウエイトについて定期的な見直しが行われている。
3
経済成長率には名目値と実質値があり、物価の変動によっては、名目経済成長率が上昇していても、実質経済成長率は下落することがある。
4
全国企業短期経済観測調査(日銀短観)は、金融部門から経済全体に供給される通貨量の残高を調査したものである。
解説

1-○ 本文の通り。なお、日本のGDPが民間最終消費支出(個人消費といわれるもの)が占める割合は約6割となっている。

2-○ 本文の通り。

3-○ 前年に比べて名目経済成長率がプラスであれ、それ以上に物価が上昇していれば実質経済成長率はマイナスとなるため。

4-日銀短観(全国企業短期経済観測調査)は、日銀が年に4回にわたって約1万社を対象に実施するアンケート調査である。

なお、設問は「マネーストック統計」の説明である。