所得税および復興特別所得税の仕組みに関する次の記述のうち|2級FP問題集

2級FP

Q 31 : 
所得税および復興特別所得税の仕組みに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1
所得税の計算期間は、原則として1月1日から12月31日までの期間であるが、個人事業主については任意に定めた事業年度を計算期間とすることもできる。
2
所得税では、課税対象となる所得を10種類に区分し、それぞれの所得の種類ごとに定められた計算方法により所得の金額を計算する。
3
所得税において課税対象となる所得は、総合課税または源泉分離課税のいずれかの対象となる。
4
復興特別所得税は、その年分の所得税額に2.5%を乗じて計算される。
解説

1-× 所得税は、原則として1月1日から12月31日までの1年間に生じた所得に対して課税されるが、法人の場合のみ任意に定めた事業年度を算定期間として所得税を算定することができる。

2-○ 本文の通り。

3-× 所得税の課税対象となる所得は、「総合課税」または「分離課税」のいずれかの対象であり、「分離課税」は「源泉分離課税」と「申告分離課税」の2種類に分かれる。

源泉分離課税:一定の税率で所得税が源泉徴収される=申告不要(預貯金の利子等)

申告分離課税:納税者本人が自ら申告して納税しなければならない(土地建物の譲渡所得・株式等)

4-× 。復興特別所得税は、その年の所得税額の2.1%。

なお、復興所得税は2013年(平成25年)1月1日から2037年(平成49年)12月31日までの25年間に渡って課税される。