2級FP
Q 9 :
高齢者の住まいに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
要支援者と認定された者が居宅に手すりの取付けや床段差の解消などの住宅改修を行った場合は、所定の要件を満たせば、公的介護保険から介護予防住宅改修費の支給を受けることができる。
介護老人保健施設は、入浴や食事などの日常生活上の支援や療養上の世話などを提供する施設であり、要介護者と認定された者が終生入所することができる施設として機能している。
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)は、リハビリテーションを中心とした医療サービスを提供する施設であり、要支援者と認定された者がその施設サービスを受けることができる。
サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者の居住の安定を確保するために創設された賃貸住宅制度であり、その入居者は、同制度に基づき、家賃について国の補助を受けることができる。
解説
1-○ 本文の通り。在宅での介護生活のため、手すり等一定の改修工事を行った場合、一定の限度額内で、改修費用の9割が居宅介護住宅改修費(要介護者向け)・介護予防住宅改修費(要支援者向け)として支給される。
2-× 介護老人保健施設は、要介護認定された者が自宅での生活に復帰できることを目標にする施設である。
終生入所するための施設は、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)である。
3-× 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)は、在宅介護も困難な要介護者に対し、日常生活上の介護や療養上の世話などを提供する施設である。要支援者は利用できない。
4-× サービス付き高齢者向け住宅に、家賃補助の制度は設けられていない。