法人税の仕組みに関する次の記述のうち、最も不適切なものは|2級FP問題集

2級FP

Q 98 : 
法人税の仕組みに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1
法人税における事業年度とは、法令または定款等により定められた1年以内の会計期間がある場合にはその期間をいう。
2
法人税の各事業年度の所得の金額は、企業会計上の利益の額に法人税法による加算・減算などの所定の申告調整を行うことにより算出される。
3
期末資本金の額が1億円以下の一定の中小法人において、平成26年4月1日から平成27年3月31日までの事業年度における法人税では、所得金額のうち800万円以下の部分に15.0%の税率が適用される。
4
法人税の確定申告書は、各事業年度終了の日の翌日から1ヵ月以内に、納税地の所轄税務署長に提出しなければならない。
解説

1-○ 本文の通り。法人税では、法令や定款等の定めによる会計期間を事業年度(原則1年ではあるが、1年未満も可)と定め、その各事業年度ごとに課税所得を計算する。

2-○ 本文の通り。法人の確定した決算による会計上の当期純利益をもとに、税法独自の規定に則り、益金・損金などを算入・不算入し、加算・減算する=申告調整する。

3-○ 法人税は比例税率で原則25.5%であるが、資本金1億円以下の中小法人の場合、その所得金額800万円までは15%となる。

4-× 本文の通り。