厚生年金基金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはど|2級FP問題集

2級FP

Q 7 : 
厚生年金基金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1
厚生年金基金の老齢給付のうち、代行部分は終身年金として受け取ることになるが、加算部分は基金ごとの規約により一時金で受け取ることも可能である。
2
平成26年4月1日以降、厚生年金基金の新規設立は認められない。
3
加入員が負担した厚生年金基金の掛金は、その全額が所得税における社会保険料控除の対象となる。
4
厚生年金基金の老齢給付の支給開始年齢は、加入員の生年月日にかかわらず、一律60歳とされている。
解説

1-○ 本文の通り。報酬比例部分の年金の一部を基金が国を代行しているケースでは、その部分については終身年金として受け取る。

2-○ 運用状態が悪化した基金が増えていたため、平成25年の法改正により新規設立が規制された。

3-○ 本文の通り。なお、事業主負担分は全額損金or必要経費として算入。

4-× 老齢厚生年金の支給開始年齢の引き上げと同じく、60歳~65歳が支給開始年齢(加入者の生年月日により決定される)である。