厚生年金保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはど|2級FP問題集

2級FP

Q 66 : 
厚生年金保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1
産前産後休業期間中の被保険者に係る厚生年金保険の保険料は、事業主の申出により被保険者負担分の納付が免除されるが、事業主負担分については免除されない。
2
厚生年金保険の適用事業所に常時使用される70歳以上の者に支給される老齢厚生年金は、在職老齢年金の仕組みにより、年金額の全部または一部が支給停止となる場合がある。
3
老齢厚生年金の繰上げ支給を請求するときは、その請求と同時に老齢基礎年金の繰上げ支給の請求もしなければならない。
4
老齢厚生年金の繰下げ支給の増額率は、繰り下げた月数に0.7%を乗じて得た率(最大42%)となる。
解説

1-× 産前産後休業・育児休業中の厚生年金保険料は、事業主・被保険者とも負担を免除される。

2-○ 本文の通り。

3-○ 本文の通り。

4-○ 繰下げ支給をすることで、年金額が一ヶ月につき0.7%増額されます。

たとえば、65歳から受給される年金を5年繰下げると、増額率は最大42%となります。

繰下げによる増額率=12月(1年分)×5×0.7%=42%