ドルコスト平均法により、1回当たり3万円の投資金額でA社|2級FP問題集

2級FP

Q 27 : 
ドルコスト平均法により、1回当たり3万円の投資金額でA社株式を以下のとおり買い付けたときの平均取得単価(株価)として、正しいものはどれか。なお、売買委託手数料等については考慮しないものとする。
1
1,200円
2
1,600円
3
1,675円
4
2,000円
解説

2が正解。ドルコスト平均法とは、常に一定の金額で定期的に株を購入していく方法である(その時々の株価は考慮しない)。その平均取得単価(株価)の計算を求めるためには、まず各回の投資における購入株式数を求めて、投資金額の総額を割ることになる。購入株式数は

投資金額÷株価

であるから、本問でも購入株式数はそれぞれ

第1回:投資金額30,000円÷株価2,000円=15株

第2回:投資金額30,000円÷株価1,500円=20株

第3回:投資金額30,000円÷株価2,000円=15株

第4回:投資金額30,000円÷株価1,200円=25株

となる。よって購入株式数の総和は15株+20株+15株+25株=75株であり、総投資金額は30,000円×4回=120,000円であるから平均取得単価(株価)は

:120,000円÷75株=1,600円

となる。よって2が正解。