法人税の仕組みに関する次の記述のうち、最も適切なものはど|2級FP問題集

2級FP

Q 158 : 
法人税の仕組みに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1
内国法人は、国内源泉所得について法人税の納税義務を負い、国外源泉所得は課税対象とならない。
2
法人税の各事業年度の所得の金額と企業会計における決算上の当期純利益とは、必ずしも一致するとは限らない。
3
期末資本金の額が1億円以下の一定の中小法人に対する法人税は、所得金額のうち1,000万円を超える部分には25.5%、1,000万円以下の部分には15.0%の税率が適用される。
4
法人税は、原則として、法人税の確定申告書を提出した日の翌日から2ヵ月以内に納付しなければならない。
解説

1-× 内国法人は、日本国内で発生した所得である国内源泉所得だけでなく、日本国外で発生した国外源泉所得も法人税の課税対象となる。

2-○ 法人税法上の課税所得金額は、会計上の当期純利益をもとに、申告調整を行い算出(税法独自の規定によって、益金・損金に算入・不算入とされる項目を加算・減算する)するため、所得と純利益は一致するとは限らない。

3-× 法人税は、比例税率で原則25.5%(資本金1億円以下の中小法人の場合は所得金額800万円まで15%)である。

4-× 法人税の申告・納付期限は、各事業年度終了日の翌日から2ヵ月以内である(申告書提出から2ヶ月以内ではない)。