損害保険を活用した事業活動のリスク管理に関する次の記述の|2級FP問題集

2級FP

Q 140 : 
損害保険を活用した事業活動のリスク管理に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1
印刷業を営む企業が、工場内の機械設備・装置が火災により損害を被った場合に備えて、機械保険を契約した。
2
建設業を営む企業が、建設中の建物にクレーンが当たって建物が破損した場合に備えて、建設工事保険を契約した。
3
宿泊業を営む企業が、クロークで客から預かった荷物が盗難に遭った場合に備えて、施設所有(管理)者賠償責任保険を契約した。
4
設備工事業を営む企業が、住宅の水道工事完了後に工事ミスによる水道管の破損を原因とする水漏れ事故が発生して住宅に損害を与えた場合に備えて、受託者賠償責任保険を契約した。
解説

1-× 機械保険の補償対象は、作業ミスや設計ミス等による事故により、事業用建物内の各種機械設備に生じた損がいである。

本問の場合に適切な保険は火災保険である。

2-○ 本文の通り。建設工事保険の補償対象は、火災や作業ミス等の事故により、建設工事中の建物に生じた損害である。

3-× 施設所有(管理)者賠償責任保険の補償対象は、施設の安全性の維持・管理の不備や、施設の用法に伴う業務遂行に起因する対人・対物事故について、施設所有(管理)が賠償しなくてはならない損害である。

本問の場合に適切な保険は、他人から預かった物に対する損害賠償責任を補償する受託者賠償責任保険である。

4-× 受託者賠償責任保険の補償対象は、他人から預かった物に対する損害賠償責任である。

本問の場合に適切な保険は、企業等が製造・販売した商品などに起因する事故による他者への損害賠償責任を補償する生産物賠償責任保険(PL保険)である。