確定拠出年金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはど|2級FP問題集

2級FP

Q 127 : 
確定拠出年金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1
国民年金基金に加入している国民年金の第1号被保険者は、所定の金額の範囲内であれば、個人型年金にも併せて加入し、その掛金を拠出することができる。
2
企業年金がない企業の従業員である個人型年金加入者(第2号加入者)は、その者に支払われる給与からの天引きにより事業主経由で掛金を納付することができる。
3
企業型年金のいわゆるマッチング拠出において、従業員自らが拠出することができる掛金の額は、当該従業員に係る事業主掛金と同額以下、かつ、事業主掛金と合算で拠出限度額までである。
4
老齢給付金を60歳から受給するためには、60歳時点で確定拠出年金の通算加入者等期間が20年以上なければならない。
解説

1-○ 本文の通り。国民年金基金と確定拠出年金の個人型には同時に加入することができ、その掛金の月額上限は合計で68,000円である。

2-○ 本文の通り。確定拠出年金の個人型は、自営業の場合は自ら国民年金基金連合会に払い込む必要があるが、企業の従業員である場合は原則天引きである。

3-○ 本文の通り。企業型年金の掛金は、事業主だけでなく従業員個人も掛金を拠出できるマッチング拠出も可能となっておりますが、加入者自身の拠出額は企業の掛金以下、加入者掛金と事業主掛金の合計は拠出限度額までとされています。

4-× 確定拠出年金の加入者期間が合算して10年以上ある場合には、60歳から老齢給付金を受給できる。しかし、加入者期間が10年に満たない場合は60歳よりも遅れて支給されることになるため、注意。