2級FP
Q 123 :
ライフプランニングにおける各種係数の活用方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
現在手元にある資金を一定期間、一定の利率で複利運用した場合の将来の元利合計額を試算する際、現在手元にある資金の額に乗じる係数は、終価係数である。
一定の利率で複利運用しながら将来目標とする額を貯めるために必要な毎年の積立額を試算する際、将来目標とする額に乗じる係数は、減債基金係数である。
毎年の積立額を一定期間、一定の利率で複利運用した場合の将来の元利合計額を試算する際、毎年の積立額に乗じる係数は、年金現価係数である。
一定の借入額に対して利息を含めた毎年の元利均等返済額を試算する際、一定の借入額に乗じる係数は、資本回収係数である。
解説
1-○ 終価係数は、元本を一定利率で一定期間複利運用した場合の将来の運用結果を計算するときに使う。
2-○ 減債基金係数は、一定期間一定利率で複利運用しながら目標額を積み立てる場合の、毎年の積立額を計算するときに使う。
3-× 年金現価係数は、元本を一定利率で複利運用しながら毎年一定額を取り崩す場合、現在の時点で元本がいくら必要なのかを計算するときに使う。
そして、本問の説明は年金終価係数を指している。年金終価係数は、一定期間一定の利率で毎年一定額を積み立てて複利運用したとき、将来の積立額を計算するときに使う。
4-○ 資本回収係数は、元本を一定利率で複利運用しながら毎年一定額を取り崩す場合、毎年受け取ることができる額を計算するときに使う。