二級建築士
Q 64 :
鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
部材の曲げモーメントに対する断面算定においては、一般に、コンクリートの引張応力度を無視する。
コンクリートの長期許容圧縮応力度及び短期許容圧縮応力度は、設計基準強度にそれぞれ1/3、2/3を乗じた値である。
許容応力度設計において、圧縮力の働く部分では、鉄筋に対するコンクリートのかぶり部分も圧縮力を負担するものとして設計する。
床スラブ各方向の全幅について、コンクリート全断面積に対する鉄筋全断面積の割合は、0.2%以上とする。
部材の曲げ破壊は、脆(ぜい)性的な破壊であり、建築物の崩壊につながるおそれがあるので、せん断破壊よりも先行しないように設計する。
解説
正解は5
1-○設問通りである。
2-○設問通りである。
3-○設問通りである。
4-○設問通りである。
5-×脆性的な破壊はせん断破壊によって生じる。部材のせん断破壊より曲げ破壊を先行するように設計する。