熱貫流率が1.0W/(m^2・K)の壁体に、熱伝導率が0|二級建築士問題集

二級建築士

Q 5 : 
熱貫流率が1.0W/(m^2・K)の壁体に、熱伝導率が0.04W/(m・K)の断熱材を40mmの厚さで設けたときの壁体の熱貫流率の値として、正しいものは、次のうちどれか。
1
0.5 W/(m^2・K)
2
0.6 W/(m^2・K)
3
0.7 W/(m^2・K)
4
0.8 W/(m^2・K)
5
0.9 W/(m^2・K)
解説

正解は1

壁体の熱貫流率(K)=1/Ri(室内側抵抗値)+Rn(壁材の熱抵抗値)+Ro(外気側熱抵抗値)である。Rn(壁材の熱抵抗値)=材料の厚さ/材料の熱伝導率である。従前の壁の熱貫流率.が1であることから以下の式が成り立つ。K=1/Ri+_Rn+Ro=1 そこに熱抵抗値1の断熱材を加える(0.04m/0.04(W/(m・K)=1となる)ので断熱材施工後の壁体の熱貫流率は1/1+1=0.5W/(㎡・K)となる。