建築環境工学に関する次の記述のうち、最も不適当なものはど|二級建築士問題集

二級建築士

Q 3 : 
建築環境工学に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
対流熱伝達は、壁面などの固体表面とそれに接している周辺空気との間に生じる熱移動現象のことである。
2
PMV(予測平均温冷感申告)は、温度、湿度、気流、放射の四つの温熱要素に加え、着衣量と作業量を考慮した温熱指標のことである。
3
生物化学的酸素要求量(BOD)は、空気汚染を評価する指標の一つである。
4
NC値は、室内騒音を評価する指標の一つである。
5
建築物のLCCO2は、ライフサイクルを通しての二酸化炭素の総排出量を示したものである。
解説

正解は3

1-○熱伝達は流体と固体間の熱移動を言う。対流熱伝達は壁体表面とそれに接している空気との境界面に生じる対流による熱移動現象をいう。

2-○PMVは気温、湿度、気流、熱放射の温熱要素と代謝量と着衣量の人体要素によるお温熱指標である。

3-×BODは細菌が水中の有機物を好気的に分解する際に必要とする酸素量であり、水の汚染指標の一つである。

4-○NC値は室内騒音を評価する指標の一つである。数値が大きいほど許容される騒音レベルは高くなる

5-○設問とおりである。