空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはど|二級建築士問題集

二級建築士

Q 20 : 
空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
インバータ搭載型の高効率ターボ冷凍機は、一般に、定格運転時の効率は高いが、部分負荷運転時には効率が低下する。
2
空気熱源ヒートポンプユニットを複数台連結するモジュール型は、部分負荷に対応して運転台数が変わるので、効率的な運転が可能である。
3
冬期において、冷凍機の圧縮機を運転しないで冷却塔の冷却水を使用するフリークーリングシステムは、電算室などの年間冷房負荷がある施設の空調に採用されている。
4
真空式温水機は、内部の蒸気圧が大気圧以下で運転されるので、安全性が高く、ボイラーの取扱資格者が不要となる。
5
暖房時において、ガスエンジンヒートポンプは、ヒートポンプ運転により得られる加熱量とエンジンの排熱量とを合わせて利用できる。
解説

正解は1

1-×インバータ搭載型の高効率ターボ冷凍機は、定格運転時に比べて、部分負荷域や中間期のほうが、運転時の効率が高い。

2-○空気熱源ヒートポンプユニット複数台連結するモジュール型は負荷状況に応じて運転台数を制御する運転方式である。

3-○フリークリングシステムは中間期や冬期に、冷却塔の冷却水を冷凍機で冷却せずにそのまま冷房を行うので通年で冷房負荷のある施設で採用すると効果的である。

4-○真空式温水機は内部を大気圧以下にしてに水を100℃以下で沸騰させその蒸気を熱源として熱交換を行う。

5-○ガスエンジンヒートポンプはエンジン排熱を蒸気器で吸収し利用することにより暖房運転時の効率向上ができる。