平面計画における防災に関する次の記述のうち、最も不適当な|二級建築士問題集

二級建築士

Q 16 : 
平面計画における防災に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
集合住宅において、水平方向の避難動線となるバルコニーの戸境パネルは、容易に破壊できるものとする。
2
事務所ビルにおいて、防災センターを設ける場合、消防隊が屋外からアクセスしやすい場所に配置することが望ましい。
3
事務所ビルの避難経路は、避難による混乱を起こさないため、日常の動線と明確に区別する。
4
避難時の群集歩行速度は、一般に、1.0~1.3m/s程度であるが、群集密度が高くなると低下する傾向にある。
5
不特定多数の人が利用する大規模な物販店舗においては、出火したエリアから防火区画された出火していないエリアへ、一時的に水平避難できることが有効である。
解説

正解は3

1-○バルコニーの戸境パネルは容易に破壊できるような貫通路となるような材料を使用する。

2-○設問通りである。

3-×避難経路の計画においては日常使用する動線を避難経路とする常用行動、避難行動特性を利用した計画にする。

4-○群衆歩行速度は群衆の密度が高くなると速度が低下する。群衆歩行速度は一般に1.0m/sを標準値とする。

5-○設問通りである。