屋外気候に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|二級建築士問題集

二級建築士

Q 10 : 
屋外気候に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
快晴日における屋外の絶対湿度は、一般に、1日の中ではあまり変化しない。
2
冬期の夜間において、建築物の水平面の外気側表面温度は、外気温が同じであれば、曇天日より快晴日のほうが低くなりやすい。
3
ヒートアイランド現象は、都市における人間活動による大量の熱の放出や、緑地や水面の減少により、都心の気温が郊外の気温よりも高くなる現象である。
4
我が国においては、月平均外気温が最高になる7月から8月にかけて、快晴日に地表面に入射する日射量が最大となる。
5
温室効果ガスには、二酸化炭素、フロン、メタン、水蒸気などがあり、この中では水蒸気を除くガスの人為的な要因による増加が問題となっている。
解説

正解は4

1-○快晴日の屋外の絶対湿度は、一般に一日中を通じてあまり変化しない。

2-○建築物の水平面からの熱放射は曇天日より快晴日のほうが雲による遮蔽効果が少ないぶん多くなる。冬期の夜間での建築物の水平面の外気表面温度は曇天日より快晴日のほうが低くなりやすい。

3-○設問通りである。

4-×我が国おいて快晴日に地表面に入射する日射量が最大になるのは南中高度が最大になる夏至の日である。

5-○設問通りである。温室効果ガスの増加により地球の平均気温は高くなり環境破壊や海面上昇が起きている。