改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|二級建築士問題集

二級建築士

Q 97 : 
改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
アルミニウム製建具の改修工事において、既存建具の枠に著しい腐食がなかったので、既存建具の外周枠を残し、その枠に新規のアルミニウム製建具を取り付けた。
2
合成高分子系ルーフィングシート防水の既存防水層撤去後のコンクリート面において、幅2mm以上のひび割れに対しては、ポリマーセメントモルタルで補修した。
3
内装改修工事において、ビニル床タイルの接着剤には、特記がなかったので、ホルムアルデヒド放散量による区分の等級が「F☆☆☆☆」のものを使用した。
4
天井内の既存壁の撤去に伴い、取り合う天井の改修範囲は、特記がなかったので、壁面より両側600mmとした。
5
外壁改修工事の高圧水洗工法による既存塗膜の除去において、高圧水洗機の加圧力は、試験施工を行い決定した。
解説

正解は2

1-○既存建具を新規建具に改修する場合はかぶせ工法または撤去工法による。

2-×コンクリート面等のひび割れはポリーマセメントモルタルで補修するが、ひび割れ幅が2mm以上の場合はUカットのうえポリウレタン系のシーリング材等を充填する。

3-○設問通りである。

4-○設問通り行う。

5-○高圧水洗機の加圧力はコンクリート表面および既存塗膜の付着強度により異なるため、試験施工を行い監督職員の承諾を受ける。