鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当な|二級建築士問題集

二級建築士

Q 88 : 
鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
溶接部の清掃作業において、溶接作業に支障のない溶接部のミルスケールは、除去せずにそのまま残した。
2
作業場所の気温が4°Cであったので、溶接線から50mmまでの範囲の母材部分を加熱して、溶接を行った。
3
隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの2倍を加えたものとした。
4
スタッド溶接後に打撃曲げ試験を行い、15度まで曲げたスタッドのうち、欠陥のないものについてはそのまま使用した。
5
不合格溶接部の手溶接による補修作業は、径4mmの溶接棒を用いて行った。
解説

正解は2

1-○溶接部は溶接に先立ち、水分、油、スラグ、塗料、錆等の溶接に支障となるものを除去する。ただし、溶接に支障のないミルスケールおよび塗料は除去しなくてよい。

2-×気温が-5°を下回る現場は溶接を行わない。作業場所の気温が-5°から5°までの場合は溶接線から100mm程度の範囲を適切ば方法で加熱してえ溶接を行う。

3-○設問通りである。

4-○設問通りで問題ない。

5-○不合格溶接の補修用溶接棒の径は手溶接の場合4mm以下とする。