鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|二級建築士問題集

二級建築士

Q 87 : 
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
鉄骨の建方において、建方の進行とともに、小区画に区切って、建入れ直し及び建入れ検査を行った。
2
ターンバックル付き筋かいを有する構造物において、その筋かいを用いて建入れ直しを行った。
3
トルシア形高力ボルトの締付け作業において、締付け後のボルトの余長は、ねじ山の出が1~6山のものを合格とした。
4
ナット回転法による摩擦接合用高力六角ボルト(JIS形高力ボルト)の締付け作業において、ナットの回転量が許容範囲を超えたので、ボルトセットを取り替えた。
5
吹付け材による鉄骨の耐火被覆工事において、吹付け厚さを確認するために設置した確認ピンについては、確認後もそのまま残した。
解説

正解は2

1-○設問通りである。

2-×ターンバックル付き筋かいを有する構造物において、その筋かいを用いて建入れ直しを行ってはならない。

3-○設問通りである。

4-○ナット回転量が規定値±30°の範囲にあるのもを合格とする。回転量が不足しているものは所定の回転数まで追い締めする。回転数が許容範囲を超えたものは取り換える。

5-○耐火材の吹き付け厚さは確認をピンを用いて確認する。その際確認ピンはそまま存置しておく。