型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|二級建築士問題集

二級建築士

Q 84 : 
型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
型枠は、作業荷重、コンクリートの自重及び側圧、打込み時の振動及び衝撃、水平荷重等の外力に耐えられるように設計し、組み立てた。
2
型枠の組立てに当たって、柱の型枠下部に掃除口を設けた。
3
上下階の支柱は、平面上において同一位置となるように、垂直に立てた。
4
計画供用期間の級が「標準」であったので、コンクリートの圧縮強度が5N/㎟に達したことを確認し、柱及び壁のせき板を取り外した。
5
コンクリートの圧縮強度が設計基準強度の95%に達したので、梁下の支柱を取り外した。
解説

正解は5

1-○設問通りである。

2-○型枠には清掃用の掃除口を必ず設け、打ち込み前に型枠内の不要物を取り除く必要がある。

3-○上下位階の支柱が同一の位置にないと強度が十分にでていないコンクリートスラブに影響がでるのでできるだけ同じ位置に支柱を配置する。

4-○計画供用期間が標準の場合コンクリートの圧縮強度が5N/m㎡以上、長期および超長期の場合は10N/m㎡以上に達したことが確認されるまでとする。

5-×梁下の支柱の最小存置期間はコンクリート材齢による場合は28日、コンクリートの圧縮強度による場合は圧縮強度が設計基準強度以上でありかつ施工中の荷重及び外力について構造計算により安全が確認されるまでである。