仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|二級建築士問題集

二級建築士

Q 80 : 
仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
単管足場において、高さ2mの位置に設ける作業床の幅を、40cmとした。
2
架設通路を設けるに当たって、勾配が30度を超えていたので、階段とした。
3
単管足場の建地の間隔を、桁行方向1.5m、はり間方向1.8mとした。
4
ベンチマークは、木杭を用いて移動しないように設置し、その周囲に養生を行った。
5
鉄筋コンクリート造2階建の建築物の新築工事に当たって、工事現場の周囲には、危害防止のために、地盤面からの高さ1.8mの仮囲いを設けた。
解説

正解は3

1-○高さ2m以上の作業場所には、作業床を設けなければならない。つり足場を除き、作業床は幅40cm以上とする。また床材の隙間は3cm以下とする。

2-○架設道路の勾配は、30度以下としなければならないが、階段を設けたものまたは高さが2m未満で丈夫な手掛を設けたものはこの限りでない。

3-×単管足場の建地間隔は桁行方向1.85m以下、はり間方向1.5m以下とする。

4-○設問通りである。

5-○木造の建築物で高さ13mもしくは軒の高さが9mを超えるものまたは木造以外の建築物で2以上の階数を有するものについては、建築工事の際に現場の周囲に1.8m以上の仮塀その他これに類する仮囲いを設けなければならない。