図のような外力を受ける静定トラスにおいて、部材Aに生じる|二級建築士問題集

二級建築士

Q 55 : 
図のような外力を受ける静定トラスにおいて、部材Aに生じる軸方向力の値として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、軸方向力は、引張力を「+」、圧縮力を「-」とする。
1
+2√2 kN
2
+√2 kN
3
0 kN
4
-√2kN
5
-√2kN
解説

正解は5

切断法で考える。部材Aの軸方向力PAを求めるにあたりaにはたらく支点反力Raと部材Bの軸方向力PBを求める。ΣMb=0より+Ra×6m-6kN×2m=0よりRa=2kN

ΣMc=0より切断面の左側(部材Aを切断面とする)の釣り合い条件からPBを求める。2kN×4m-PB×2m=0よりPB=4kN(引張)

ΣMf=0より+2kN×2m-4kN×2m+PA×√2=0よりPA=2√2kN(圧縮)となる。したがってPA=-2√2kNとなる。