高齢者や身体障がい者等に配慮した建築物の計画に関する次の|二級建築士問題集

二級建築士

Q 17 : 
高齢者や身体障がい者等に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
高齢者を対象とした施設において、非常時に円滑に避難できるように、白地の施設の見取図に黄色で避難路を示した。
2
廊下の手摺を上下2段に設置し、床面からの高さを、800mmと600mmとした。
3
住宅の改修において、階段の手摺については、両側に設置する余裕がなかったので、高齢者が降りるときの利き手側に設置した。
4
車椅子使用者に配慮して、室内のドアのキックプレートの高さを、床面から350mmとした。
5
車椅子使用者が利用する高低差160mmの傾斜路において、勾配を1/8とした。
解説

正解は1

1-×高齢者は白内障による黄変化減少が生じるため白地に黄色の文字や記号は見づらい。

2-○公共建築の手摺高さは80cm程度の高さのもに加え、高齢者やこども用に60cm程度の高さの手摺を設ける。

3-○手摺が片側にしか設けれない場合、降りるときの利き手側に設置する。

4-○キックプレートは車いすのフットレスが壁に接触し内装が傷つくのを防止すりための板のことである。床面から300~400m程度の高さに設置する。

5-○傾斜路の勾配は、建築物移動等円滑化基準に1/12を超えないこととある。ただし高さが160mm以下のものにあっては1/8を超えないことと定められている。