排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|二級建築士問題集

二級建築士

Q 22 : 
排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
排水管内の圧力変動が大きい場合は、排水トラップを直列に二重に設ける。
2
Sトラップは、Pトラップに比べて、自己サイホン作用による破封を起こしやすい。
3
敷地内の雨水ますには、雨水に含まれる泥が下水道に流れ込まないように、底部に泥だめを設ける。
4
通気管の大気開口部は、窓・換気口等の開口部付近に設ける場合、当該開口部の上端から60cm以上立ち上げるか、又は当該開口部から水平に3m以上離す。
5
排水横枝管接続部に特殊継手排水システムを用いることにより、通気管を伸頂通気管のみとすることができる。
解説

正解は1

1-×二重トラップは排水の流れの抵抗が大きくなり排水不良の原因になるため禁止されている。

2-○SトラップはPトラップに比べ封水を破る自己サイホン作用を起こしやすい。

3-○雨水ますには底部に泥だめえお設け公共下水に泥砂が流れ込まないようにしている。

4-○設問通りである。

5-○特殊継手排水システムは管の中心に通気を確保できる特殊継手を使用するものであり、排水管が通気管の役割を果たすため伸頂き通気管以外の通気管は不要である。